契約まで 契約まで
愛知県岡崎展示場

同じく2005年4月9日(土)

 岡崎中日ハウジングセンター
西尾展示場を広いと思ったのが、岡崎展示場はその二倍以上の広さがある。
モデルハウスが30棟以上展示されている。 どれを見ていいのか、全く分からない。
もう午後4時だ。今日はある程度の件数を見ようと思っていたのだが、この時点では ヘーベルハウスしか見ていない。
急ごう、選択基準の三階建てに入ることにする。 目の前にダイワハウスがあった。

 ダイワハウス
入り口でアンケート記入を要求された。 「アンケートは書きたくないんだけど、中を見てもいいですか?」と言うと、
「では、どうぞ」と対応する営業マン。
三階建てを検討していることを伝えると、「三階建てなら鉄骨ですね。しかも重量鉄骨でしっかりしていないと駄目ですよね」 とのこと。
重量鉄骨って何だろうと思った。鉄骨にも重量と軽量があるのだろうか?
馬鹿にされるのも嫌なので知ったかぶりをして「やっぱり重量鉄骨でないと駄目ですかねぇ?」と切り替えしてみた。
「はい、頑丈で広い空間を作るには重量鉄骨です。その点、ダイワハウスでは…」とメリットを並べる営業マン。
結局、自分のところが一番になるように話を誘導するんだなと思う。
「ところで、ヘーベルハウスってどう?」と聞いてみる。
「ヘーベル板だけであそこまで頑張っているのは立派ですが、外観がワンパターンで…」との答え。
なるほど。ヘーベルハウスのアピールポイントを弱点のように表現する言い回しはさすがだな。
やっぱりハウスメーカーの営業マンに他メーカーの話を聞くのは面白いな。
エレベータで遊んでいる子供の声が聞こえる。
一通り家を見た後で、「建てるとしても2〜3年後で、今は予備知識習得中です」と言ってダイワハウスを後にする。

外に出ると夕方。展示場の終了時間も近い。(ところで展示場に終了時間てあるのかな? 疑問だ)
でも、一日でヘーベルハウスとダイワハウスしか見ていない。 何だか効率が悪いな。もう一件くらい見たいな。でも遅いから帰ろうかな。
そう考えながら、早足で歩いていると三階建てが見えた。
「この際だ、もう一件入ろう…えーと、ここはセキスイハイム」  …もしそのまま家に帰っていたら、おそらくセキスイハイムの家は建たなかった。
 ダイワハウス(三階建て)


 セキスイハイム
TV-CMで「セキスイハ〜イム」というメロディを聞いた覚えはあるが、どんな会社かの知識なし。 積水ハウスとは別の会社ということも知らない。
時間もないので、急いで一階、二階、三階、さらに屋上まで見る。
あこがれの三階、別世界のような屋上。隣の二階建てのモデルハウスを下に見るのは気持ちいい。 平屋で暮らす現状とは別世界だ。
「見下す(みおろす・みくだす)」という言葉があるが、この言葉は優越感への執着と人間の罪深さを表しているように思う。 嫌な言葉だが、周囲よりも一段高い位置にいる爽快感は否定できない。
家族4人が、「いいね、いいね。景色もいい」と浮かれている。我ながら単純。
営業マンが、セキスイハイムの特徴を説明してくれる。鉄骨ユニット工法のこと、タイル外壁のこと、 太陽光発電のことなど。
工場でかなりの部分まで生産する仕組みなので、工期が短いということも印象に残った。 建替えの時に、仮住まいの期間を短く出来るのは大いにメリットを感じる。
営業マンが、「少しお話を聞かせてください」と言うので、もう外も暗くなっていたけど座って話をした。
お茶とジュースが出てきた。どうやら展示場はどこもタダで飲めるらしい。
簡単に状況を話した。家が日陰になって、住宅購入を検討せざるを得なくなったこと。 見始めた段階なので、具体的になっていないこと。 買うとしてもまだ先だということ。
するとその営業マンは、「話を前進させるために、地質調査をさせていただいて、 どんな家が幾らくらいで出来るか提案させてほしい」と言った。
「そんなことをしてもらっても、セキスイハイムさんで建てると決めたわけじゃないし…」と私。 腰が引けていた私は、住宅建築の検討が進展しそうな提案を煙たく思った。
「うちの提案を見てもらって断っていただくのは自由です。 ただDavid様が住宅を本当に検討するのであれば、実際の提案が無いと具体化しないのではないでしょうか?  他との比較もできないと思います」とのこと。言ってること自体は正しいな。
しばし夫婦で目と目で相談する。妻の方が乗り気の様子。
「では、お願いします。でもセキスイさんで建てると決めたわけではありませんよ。 期待されても困りますが、一度提案をして下さい」と言った。
住所などの情報を営業マンに伝えた。
「とりあえず、現地を見たいのですが」と営業マン。
「いつ頃?」
「明後日の月曜日の昼頃いかがですか?」
「わかりました」と妻。
渡された名刺を見た。「西山」と書いてあった。



 岡崎展示場の三階建てデシオ(手前はツーユー)



 hints
運命の出会いは後になってからでないと分からない場合もある。
いや、そういうケースの方が多い。


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